病気

190576_107059066042750_6493719_nそえじ医療技術が発展し、多くの病気が克服されてきました。在宅、入院治療が必要だった病気が、それほど深刻な症状を示さず、登校が可能な子どもも増えました。ありがたいことです。 そのこともあり、病気を抱えている子どもは、想像する以上に、通常の学校に登校しています。「病気」と日々闘っている子どもにも、発達を保証していくために教育は必要なのです。 「病気」は、個々の子どものこどものこころを日々傷つけていきます。それはあたかも「病気」にいじめ続けられているようなものです。 そして、そのような病気を抱えている子どもへの支援、指導方法は、学校で慢性疾患を抱えている子どもの話に留まりません。健康な子どもへの教育のあり方に大きなヒントを与えてもらえます。 たとえば、「あなたはあなたのままでよい」ということを、子どもに関わりの中で本当に伝えていくとは、どうすることなのでしょうか? 全ての教師に必要な基礎・基本がここに示されます。

病気

病気を抱えた子供たちの発達の保証~院内学級の子供たちが教えてくれた大切なこと~(1)

190576_107059066042750_6493719_nそえじ「院内学級って何ですか?」

 

病気を抱えた子どもたちの教育保障のための制度があります。最近テレビドラマやドキュメンタリー、小説や漫画などでも取り上げられることが増えてきました。

「院内学級」という名前を耳にされたかもいらっしゃるのではないでしょうか?

実は「院内学級」というのは、病院の中にある学校や教室の通称です。病院の中にある学校・学級を表す言葉ですが、「病気を抱えた子どもたちの教育をおこなうところ」=(イコール)「院内学級」という訳ではありません。

病気を抱えた子どもたちの教育保障は、特別支援学校・特別支援学級・通級学級・訪問学級・病院内学級など、様々な形態でおこなわれています。

このような形でおこなわれている教育を、『病弱教育』と言います。

そして、病気を抱えた子どもたちの多くは、通常学級を中心に様々な場所にいます。

現在、医療の進歩や厚生労働省の方針等により、入院の短期化が進んでいます。そのため、2007年の統計では、14歳以下の子どもたちの、平均在院日数(入院をしている平均日数)は、9.7日で10日を切っています。

それは、とてもすてきなことではあるのですが、一方で、退院をしたからと言って学校に戻ることのできない、在宅治療を続けている子どもたちもいます。現行の制度が現状に追い付いていないなど、課題も多いです。(転校の手続きを取らないと教育を受けることができないなど)

また、白血病などの重篤な疾患も7~8割の子どもたちは寛解(症状が落ち着いて安定した状態)し、生存率も上がりました。(これも、すばらしことではありますが、一方で、2割の子どもたちは今でも命を落とす危険があるということ、少なくなっただけに、お子さんをなくされた保護者の気持ちに共感できる人も少なくなっているという難しさも出てきています。)

そのような中で、病気を抱えた子どもたちの教育を考えていく必要があるでしょう。